通風の予防
通風を予防するには、アルコールの過剰摂取や偏った食生活を改める事が大切です。
アルコール飲料の中でも、特にビールにはプリン体が多く含まれていますので、分解後に尿酸が多く発生するため、尿酸値が高くなる原因になります。
また、アルコールと一緒におつまみを食べる場合も、プリン体の多い肉や魚ばかりを多く食べると、体内で尿酸が多く作られる事になりますので、野菜も意識的に食べるように注意しましょう。
プリン体は水溶性ですので、鰹節や煮干などから出汁を取ったラーメンやうどんのスープにも、多くのプリン体が溶け出していますので、このようなスープを飲みすぎないように注意する事も大切です。
そして、寝不足や過労、ストレスなどから疲れが溜まっていると、体内で疲労物質である乳酸が多く発生するため、体が酸性に傾きます。
体が酸性に傾くと、尿酸を溶かして尿から排出しようとする働きが低下しますので、血液中の尿酸値が高くなるため、通風を起こしやすくなります。
ウエイトトレーニングなどの無酸素運動は、体内に疲労物質である乳酸が大量に作られますので、運動後はしっかり水分を補給して、
尿量を多くするように心がけましょう。
体内の尿酸の7~8割は尿から排出され、汗からはほとんど排出されません。
そのため、運動や入浴などで体の水分が不足してくると、尿量が少なくなり尿酸が排出されにくくなりますので、汗を多くかく夏場の時期は、特にしっかりと水分補給をおこなう必要があります。