通風のメカニズム
通風は、血液中に尿酸の量が多くなりすぎる事で、血液中に溶けきれなくなった尿酸が、関節内で結晶化して固まる事によって発症します。
関節内で尿酸が結晶化したできた尿酸塩結晶は、体内の白血球には異物と判断されて攻撃を受けるため、関節内の血管壁や神経細胞が傷付けられ、腫れや痛みなどの炎症を引き起こすようになります。
このようにしてできた関節内の炎症は、ひどく強烈な激痛が伴うため、仕事をしたり、ご飯を食べたり、眠る事も困難になる程の激しい痛みが生じるようになります。
この通風によって起こる関節の痛みは、風が吹いただけでも痛いと言われており、骨折した痛みよりも痛いと言われています。
特に足の指や足首などの関節は、心臓から遠く体温が低くなりがちですので、結晶化が起こりやすい傾向にあります。