通風(高尿酸血症)の発症リスクを抑えるには、こまめな水分補給で尿量を増やす事が重要です。

通風は、風が吹いても痛いと言われる程に、急に激しい痛みが生じるようになる、急性の関節炎です。
主に足の指や足首、膝など、下肢の関節に痛みが生じる事が多いものですが、手の指や肩、胸などの上半身に症状が現われる場合もあります。


尿酸値を下げるには、こまめな水分補給が効果的!
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通風の原因

 

通風は、尿酸が血液中で7mg/dlを超えると結晶化しはじめ、関節内に沈着すると炎症を起こすため、激しい痛みを引き起こすようになります。

 

尿酸は、プリン体の代謝産物で、食事や運動などで体内のエネルギーを消費した際にできる老廃物です。


プリン体は、あらゆる食べ物に含まれていますが、レバー、肝、白子などの内臓、干し椎茸、かつお節、煮干などの干物、肉、魚、エビなどはプリン体を多く含んでいますので、そのような食事を取り過ぎると尿酸値が上がりやすくなります。

 

また、激しい運動や寝不足、ストレスや疲労などで体内に疲労物質(乳酸)が多く溜まっていると、体内が酸性に傾いて尿酸が溶けにくくなるため、体内の尿酸が排出されずに溜まりやすくなり、通風を発症しやすくなります。

 

特にウエイトトレーニングや100m走などの無酸素運動は、体への負担が大きく、体内で乳酸が大量に作られるために、通風発作を起こしやすくなると言われています。

 

また、飲酒によるアルコール摂取も、アルコールが分解された際に乳酸を多く作り出しますので、尿酸が体内に溜まりやすくなります。

 

特にアルコール類の中でもビールには、プリン体が多く含まれていますので、飲みすぎる事で通風の発症リスクを高くする危険性があります。

通風(高尿酸血症)は、プリン体が代謝された後にできる尿酸が、血液中に多くなりすぎる事で血液中に溶けきれなくなり、それが関節などで結晶化するために起こる関節炎(痛風関節炎)です。
血液中の尿酸は、尿や汗、便からも体外へ排出されますが、7~8割は尿から排出されるため、血液中の尿酸値を下げるには、積極的に水分を補給して、尿量を増やす事が大切だと言われています。